浴衣の襟ってどっちが上!?初心者が押さえておきたい浴衣の基礎知識を紹介します
お祭りや花火大会、旅行先で、など、大切なイベントで着用する機会も多い浴衣。また、旅館や温泉で着用することも多いですよね。急に着ようと思ったとき、「襟はどっちが上だっけ?」「崩れてきたらどう直せばいい?」など気になることもたくさん。毎日着るものではないからこそ、基礎知識を覚えてもついつい忘れがちです。1年に1回しか着ないという人も多いでしょう。
浴衣を着るとき、これだけは覚えておきたい基礎知識を順を追って紹介します。
目次
浴衣の襟は右前!右を先に閉じて
浴衣の襟は右前。自分から見て右が「手前」に来る、と覚えるといいでしょう。まず自分から見て右側の身ごろ、次に左側の身ごろ、という順番で胸の前で閉じていきます。
正しい向きで襟が合わせられていれば右手が懐に入るように作られています。右利きの方は利き手が懐に入るかどうかで判断するのもおすすめ。
襟の順番を逆に、つまり左側の身ごろから先に閉じてしまうと、いわゆる「左前」という状態になります。「左前」は死に装束で使われる合わせ方なので、縁起が悪いとされます。間違えて左前で着てしまうととても恥ずかしいだけでなく、不吉と聞けばいい気分にはならないですよね。ここはまず始めに押さえておきたいポイントです。
浴衣や小物の状態は事前のチェックが重要
襟の合わせと同じくらい、もしかしたらそれ以上の方が忘れがちな重要ポイントを紹介します。それは、浴衣の状態を着る前にチェックしておくこと。
浴衣はかさばるので、オフシーズンは畳んでしまってある人が多いと思います。1年間しまい込まれた浴衣は、畳みじわが付いていて着付けするとシワが目立ってしまうことも。
使う何日か前には吊しておいてシワを取ったり、急ぎで着たい場合にはアイロンを使用してシワを伸ばしておくのがおすすめです。
シミが付いていないかどうかも忘れずに確認しましょう。特に果汁などシミになりやすい液体が付着した場合には拭き取ってすぐは目立たなくても時間経過とともにシミが濃くなってしまうこともあります。しまい込んでいた浴衣は、身に覚えのないシミが目立っている場合があるので、早めに確認してクリーニングやしみ抜きをしておきましょう。
見落としがちな小物も確認を忘れずに
浴衣の状態だけではなく、草履や下駄などの状態も忘れずに。素足に履く草履などは汚れが付きやすく、目立ってしまうことも。せっかく可愛い浴衣を着ていても、足元が汚れているともったいないですよね。泥汚れや砂ぼこりが付着していたらきれいに拭き取っておきましょう。
また、浴衣用の肌着などもそろっているか確認しておくのがおすすめです。
浴衣を着るときには専用の肌着があると安心ですが、無い場合にも通常の下着で代用がききます。胸の曲線がなだらかであるほうが浴衣をきれいに着こなせるので、パッド入りのブラは避けてスポーツブラなどを使用するのがおすすめ。ショーツのラインは透けやすいので、濃い色は避けてベージュなどの肌なじみの良い色を選ぶのが無難です。シームレスショーツもおすすめ。
忘れがちな浴衣の着付けの順番を紹介
ここからは、浴衣の着付けの順番について簡単に説明していきます。
まずは浴衣に両腕を通しましょう。真ん中がずれないように気を付けながら袖を通していきます。裾はくるぶし丈程度になるよう位置決めを取りつつ、右前(自分から見て右を自分側)に襟を重ねます。
腰紐はウエストの少し下で結びましょう。洋服と同じように腰のくびれ位置で結んでしまいそうになりますが、くびれよりは下、腰の位置でしっかりと。着崩れを防ぐためにもここは重要です。
腰紐を結ぶと、紐の上に布のたるみが出てきます。この部分で「おはしょり」を作っていきます。後ろ姿もきれいに決まるよう、後ろも忘れずに作っていきましょう。布の重なった部分を伸ばしながらぴっしりと重ねていきます。
おはしょりを作ったら、襟の前を押さえて崩れを防ぎつつ、背の布を持ち上げて衣紋を抜きます。このとき、抜きすぎるのはだらしなく見えてしまうのでNG。「こぶし1つ分」を目安に鏡で後ろ姿を確認しつつ調整します。
襟は窮屈にならないよう、喉から余裕を持たせて位置取りします。「コーリンベルト」を用いて襟を固定したら、背中にシワができないよう気を付けながら、伊達締めを結びます。
最後に、帯を結んでいきます。さまざまな結び方がありますが、共通しているのはしっかりと引き締めること。帯の型崩れを防ぐためにも重要です。
着崩れないための注意点
せっかくきれいに着付けができても、気になるのが時間が経つにつれて着崩れしてしまうこと。着崩れを防止するには、歩幅は抑えめに、小刻みに歩行するよう気を付けておくのがおすすめです。また、帯の崩れを防ぐためにも、車の座席などに座るときはなるべく寄りかからないように浅く腰掛けましょう。
自分で着付けは難しい…。そんなときは着物レンタルがおすすめ
自分で着付けをするのは、着崩れの不安や手順の難しさなどさまざまな懸念点があります。1人で着付けをすると背中のほうの確認がしにくいというデメリットも。
着付けが不安な場合には、着物レンタル店を活用してプロに着付けしてもらうのもひとつの手です。浴衣をレンタルすれば、面倒な保管が必要なく、毎シーズン気に入った浴衣を選べます。
京都で浴衣レンタルを考えている場合は、リーズナブルで主要観光地が徒歩圏内の着物レンタル和楽がおすすめ。和楽は、清水店と祇園店の2店舗を京都市内に構えます。祇園店は八坂神社や鴨川、清水店は清水寺や八坂庚申堂へのアクセスが抜群。
京都市内最安値なのに、専門の着付け師が着付けをするので質が良く、ヘアセットも全てのプラン料金内に入るわかりやすいプラン設定です。京都ではヘアセットは別料金となるプランも多いですが、和楽は全てのプランでヘアセット込み。7種類のかわいい髪型から選べます。
また、SNSで人気のレース浴衣やアンティーク浴衣、レトロな浴衣も豊富にそろいます。人気の浴衣でも追加料金はかからないので安心です。
着物レンタル和楽のおすすめプラン
ここからは、着物レンタル和楽のおすすめ浴衣プランをご紹介します。
1人でレンタルするなら「フルセットプラン」がおすすめ。小物一式、手荷物預かり、ヘアセット込みで1人3,980円(税込4,378円)です。
条件に当てはまると、さらにお得なプランも利用できます。
まずはデートにおすすめな「カップルプラン」。男女1組2名で7,500円(税込8,250円)です。デートならこちらのプランがお得です。女性は選べるヘアセット付き。
サークルなどのグループ旅行や友達との旅行なら「グループプラン」がおすすめ。3人以上でレンタルする場合、1人3,500円(税込3,850円)で利用できます。
お得な学割プランも。学生なら「学割プラン」がおすすめです。学生証の提示で1名3,500円(税込3,850円)。規定の身長に達していれば、小学生でも中学生でもレンタルできますよ。
まとめ
この記事では、浴衣の着付けで忘れがちな重要ポイントや、着崩れを防止するための注意点、おすすめの浴衣レンタルプランを紹介しました。
浴衣ならではの注意点を押さえつつ、ご自身で着付けして、またはレンタルを活用して、素敵な浴衣ライフを楽しんでくださいね。
京都着物レンタル和楽の店舗情報
祇園店 住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側238-2 アクセス:京阪本線「祇園四条駅」徒歩1分・阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩4分 営業時間:9:30~18:00 (最終着付け受付時間16:00、最終返却時間17:30) 清水寺店 住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水4丁目156-19 アクセス:京都市バス「清水道」徒歩3分・京都市バス「五条坂」徒歩5分 営業時間:9:30~18:00 (最終着付け受付時間16:00、最終返却時間17:30) |
記事の著者 京都着物レンタル和楽 (運営会社:株式会社和楽)