ブルベさんに似合う冬の着物のカラーとは?似合う色と避けた方が良い色をご紹介
近年、パーソナルカラーを参考にして洋服や和服の色を選ぶことが一般的になっています。パーソナルカラーとは、個々の肌の色、髪の色、目の色などに基づいて、その人に最も似合う色のグループを特定する方法です。この考え方は、洋服選びにおいて非常に有効ですが、和服においても同様のアプローチが求められるようになっています。しかし、洋服に似合う色が和服にも必ずしも合うわけではありません。これは、着物が日本の伝統的な色を基に作られているため、洋服の欧米的な色合いとは異なる魅力を持っているからです。
着物は、素材や染色技術、デザインにおいて日本独自の美意識が反映されており、色合いもその文化的背景を色濃く反映しています。例えば、着物には「紅梅色」や「深緋」など、日本の自然や季節感を表現した色が多く使われています。これに対して、洋服はより多様な色合いやトレンドに影響されやすく、特に欧米のファッションが強く影響を与えています。そのため、洋服で選んだ色が和服にそのまま適用できるわけではなく、慎重に選ぶ必要があります。
今回は、特にブルベ(ブルーベース)の方に似合う冬の着物の色合いについて詳しく説明いたします。ブルベの方は、肌の色味が青みがかっているため、クールトーンの色合いが似合います。冬の着物選びにおいては、深い青や紫、冷たいトーンのグレー、さらには鮮やかな赤やピンクなどが特におすすめです。これらの色は、ブルベの方の肌色を引き立て、全体的に洗練された印象を与えることができます。
今回は、特にブルベ(ブルーベース)さんに似合う冬の着物の色味について解説していきます。ぜひ着物の色選びの参考にしてみて下さい。
目次
ブルベとはそもそもどんな肌色
ブルべとは、いわゆる青みのある肌色を指します。その対照として、イエベ、つまり黄色みのある肌色が存在します。これらの肌色の違いは、主に肌のトーンやアンダートーンに起因しており、個々の肌の色合いによって異なる印象を与えます。
ブルべの肌色は、黄色が強くなく、むしろ青みを帯びた透明感のある色合いを持っています。この青みがかったトーンは、肌に明るさや清潔感を与え、特に寒色系の色合いと相性が良いとされています。人によっては、少し冷たい印象を受けることもあるかもしれませんが、それが逆に洗練された印象を与えることもあります。
この肌色の特性により、ブルべの方々はクールでシャープな印象を与えることが多いと言えるでしょう。例えば、ブルべの方には、青や紫、ピンクなどの色合いが似合うことが多く、これらの色を取り入れることで、より一層肌の美しさを引き立てることができます。また、メイクやファッションにおいても、ブルべの方はクールトーンのアイシャドウやリップカラーを選ぶことで、肌のトーンと調和し、より魅力的な印象を与えることができます。
さらに、ブルべの肌色は、季節や環境によっても変化することがあります。例えば、冬の寒い時期には肌がより青白く見えることがあり、逆に夏の日差しを浴びることで健康的な色合いに変わることもあります。このように、ブルべの肌色は多様性を持ち、さまざまなシーンでその魅力を発揮することができるのです。
総じて、ブルべの肌色は、その独特の青みがかったトーンによって、クールで洗練された印象を与えるだけでなく、ファッションやメイクの選択肢を広げる要素ともなっています。
ブルベに似合う着物の色味
ブルベに適した着物の色合いは、肌のトーンに合わせて寒色系が推奨されています。対照的な黄色味の強い色を顔周りに持ってくると、肌色がくすんで見えることがあるため、注意が必要です。
また、肌色が落ち着いているため、寒色系でも原色は避ける方が賢明です。原色は顔映りを悪くする可能性があるため、寒色系・暖色系を問わず、原色は避けることが望ましいです。一方で、暖色系でも淡い色合いであれば問題ありません。薄桃色や非常に薄いクリーム色などは、ブルベの肌色にもマッチします。
ブルベに似合う冬の着物の色味
ここでは、特に冬の袷の着物の色味について、ブルベの肌色に合うものを解説していきます。
冬の着物は基本的に濃い色目が多い
冬に着用する袷の着物は、肌色に関係なく、一般的に色のトーンを一段階濃くすることが多いです。この傾向は洋服にも見られると言えるでしょう。寒い季節に薄い色合いの服を着ると、どうしても寒々しい印象を与えてしまうため、濃い色合いで冬の装いを整えることが落ち着きがあり、好ましいのです。
ブルベに似合う冬の着物のカラー
ブルベさんに適した着物の色合いは、基本的に寒色系や淡い暖色系です。しかし、冬に着用する際には、色味をワントーン濃くすることが推奨されます。例えば、青系の色を選ぶ場合、紺色を選ぶことが望ましいです。
淡い暖色系はブルベさんの肌色に合うものの、春らしさが強く出てしまうため、避ける方も多いのが現実です。確かに淡い暖色系は春のイメージがありますが、その分華やかさも兼ね備えていると言えるでしょう。冬のパーティーシーンでは、こうした色合いが重宝されることもあります。
また、同じ暖色系でも、トーンを落とした落ち着いた色合いであれば、少し濃い色でも素敵に調和します。例えば、オレンジよりも渋みのある鉛丹色は落ち着きがあり、顔色にも良い影響を与えます。ピンク系や赤系では、梅重色や海老色、臙脂色などが適していますし、紫系では菖蒲色、江戸紫色、今紫色などもおすすめです。特に日本独自の紫のバリエーションは豊富で、着物の地色にも多く使用されています。同じ紫系であっても一括りにせず、機会があれば肌移りを試してみることが良いでしょう。
肌色だけで着物を選ぶ際の注意点
ブルベに適した着物についてこれまで説明してきましたが、注意すべき点があります。
同じブルベカラーの肌色であっても、髪色や目の色、メイクのスタイルによって似合う着物の色合いは異なる場合があります。例えば、ブルベカラーの肌色にピンクトーンの濃いメイクを施すと、寒色系の着物との相性が悪くなることもあります。また、明るいブラウンの髪を持つ方と、黒色の髪を持つ方では、同じ着物の色でも印象が大きく変わることがあります。
ここで紹介したブルベ向けの着物の色合いは一例に過ぎず、必ずしもその色が似合うとは限りません。自分に最も適した着物を選ぶためには、顔映りや肌映りを確認し、試着をしっかり行うことが重要です。
ブルベさんにおすすめできない色味
一般的に、ブルベの肌色には原色が合わないとされていることに触れましたが、これは透明感のある肌色のブルベの方が原色を身に着けると、強い印象を与えてしまうためです。
しかし、着物を着る場面や個々の好みによっては、原色を選ぶことが絶対に避けるべきというわけではありません。帯や小物の色合いを工夫することで、原色の強さを和らげて、素敵に装うことも可能です。
自分に似合う着物を選ぶ際の注意点
自分に合った着物を選ぶ時に考慮に入れておいた方が良い点をまとめました。
着物を着るシーズンと柄
どんなに色合いが自分に似合っていても、着物に描かれている模様が春や夏の草花であれば、冬に着用することはできません。着物の模様には季節を意識したものが多く存在することを忘れてはいけません。もし季節にとらわれずに着物を楽しみたいのであれば、植物の模様が入った着物は避け、できるだけ無地または無地に近い着物を選ぶことをお勧めします。ただし、松竹梅などの縁起の良い模様は季節を問わず晴れの席で着用できるため、非常に重宝します。
着物の色味と年齢
冬の季節には濃い色合いの着物が好まれますが、あまりにも地味な色合いの着物をお嬢さんが着ることはお勧めできません。そうした選択は、年齢よりも老けて見える印象を与え、せっかくの魅力を損なう恐れがあります。着物は年齢と共に落ち着いた渋みのある色合いを選ぶ傾向がありますが、20代や30代のうちは、少し派手に感じる色合いを選ぶことが適切であることを覚えておくと良いでしょう。
もし地味な着物を着ざるを得ない場合は、小物に白系のアイテムを取り入れ、帯の色を明るくすることで若々しさを演出することが効果的です。
自分の好み
着物を着る際には、何よりも着る本人が楽しさを感じることが重要です。どれほど似合う色であっても、自分が嫌いな色を無理に選ぶのは適切ではありません。自分の好みや似合う色、年齢にふさわしい色、着物を着る場に適した色など、さまざまな要素を考慮し、最終的には自分が「素敵だ」と感じるものを選ぶことが望ましいでしょう。
まとめ
ブルベさんの肌色に適した冬の着物の色合いについてご説明いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
ブルベさんの肌色には、やはり寒色系が非常にマッチすることは確かです。しかし、落ち着いた印象を持ち、淡いトーンであれば暖色系の着物も問題なく似合います。また、年齢や着物を着用するシーンによっても色の選択は異なるため、可能な限り店舗で実際に着物を試着し、色や柄を確認しながら選ぶことをお勧めいたします。
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