レトロモダンな着物を着こなしたい!インスタ映えするコーデも紹介
着物の楽しみ方にも色々ありますが、今若い世代を中心にジワジワ流行っているのがレトロモダンな着物やアンティーク着物をまとい、ちょっとタイムスリップしたような感覚を楽しむというものです。しかし、レトロモダンな着物というとどうも奇抜な色目や柄行に目がいってしまい、なかなか着こなしが難しいのではないかと思われがちなのです。
今回は、レトロモダンとはそもそも何か、着物のレトロモダンとは何か、さらにインスタなどのSNS映えする撮影についても解説していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
レトロモダンとは
レトロモダンという言葉は、フランス語の「レトロ」という言葉と英語の「モダン」という言葉が組み合わさって作られたものです。「レトロ」は「懐古的な、古風な」といった意味があり、「モダン」は「現代的な、近未来的な」といった意味があり、相反する言葉の組み合わせとなっています。
では、具体的にレトロモダンとはどんなものを言うのでしょうか。例えばインテリアであれば日本の伝統的な和のテイストが全面にあるお家に洋物の家具やラグなどを取り入れ、洋のモダンさと和の古風さと融合させるという感じになります。
今の我々からすると洋物は身近にあるのでモダンさとも少し違うように感じるかもしれませんが、明治や大正初期の日本からすると洋物というのはモダンの最先端をいっているものになります。そこから、日本の伝統的なものの中に洋物が浸透し始めた大正から昭和初期時代の、どこか懐かしさのあるものや雰囲気をレトロモダンと称することが多くなっています。
着物におけるレトロモダン
着物のコーデでもレトロモダンという言葉は広く使われています。
レトロモダンな雰囲気を出すなら和洋折衷が感じられるコーデ
着物は日本独自の装束で、奈良時代頃から約1300年もの間継承され続けてきたものです。今でこそ着物を普段着として用いる人は激減しましたが、伝統的な行事ではまだまだ着られ続けています。さて、その着物はまさに存在自体がレトロとも言えるものになりつつあります。ここにモダン要素を足すとなると、やはり洋物のアクセサリーなどを取り込んでアクセントとするのがレトロモダンコーデとしてやりやすいものになっています。
古典的な和柄、古典的な色地の着物にレースやパールなどを施した半衿を組み合わせたり、手には手袋をしてみたり、足元を草履ではなくブーツに変えてみることで随分ハイカラなコーデにも仕上がります。
レトロモダンな着物
コーデでレトロモダンさを出すのではなく、着物そのものでレトロモダンさを演出したいという方もいらっしゃるでしょう。古さと現代性の要素を併せ持つ着物には大きく分けて2つあります。
1つは、着物の柄行は伝統的もの、古典的なものでありながら、色味は洋風カラーであるというものです。着物は基本的に日本の伝統的な色味を元に染められています。しかし、レトロモダンな着物はビビッドな原色カラーやパステルカラーなど、洋服的な色味を用いたものが多くなっているのです。柄は古典的でありながらも色味は現代的なものにすることで、着物の印象もかなりレトロモダン感が増すのです。
もう1つは、着物の色味は日本の伝統色で落ち着いたものを用い、柄行は幾何学模様や現代アートを思わせる前衛的な柄や抽象的な柄といったものが用いられた着物です。ワンピースの生地にもなりそうな柄行は大変モダン的です。そのモダンさを着物という装束に適用させているところがまさにレトロとモダンの融合なのです。
レトロモダンな着こなしをさらに楽しむ
レトロモダンな着物を身につけたら、ぜひいつもとは違ったスポットで撮影し、様になるポーズで写真を撮ってSNSを賑わせてみましょう。
モダンカラーの古典的な柄が素敵な着物を着たら
古典柄の着物はどちらかというとレトロ感が増す傾向にあります。レトロモダンをテーマに着物散策を楽しみたいのであれば、写真の撮影スポットにモダンさをプラスしてバランスの良いレトロモダン着こなしを楽しんでみましょう。
具体的には、ニデック京都タワーや高層ビルなど、近現代的な構造物と一緒に写真を撮ることで、着物の柄も目立ち、かつレトロモダンな雰囲気を楽しむことができますよ。
和カラーの前衛的な柄が目を引く着物を着たら
前衛的な柄の着物というのは珍しいので、かなり目立ちます。モダンな着物を着ているという印象が全面に出るので、レトロ感を出したいのであれば、撮影スポットには古都の街並みを選び、バランスを取ってみましょう。
具体的には清水寺に続く産寧坂、歴史ある寺社仏閣など、伝統的な古い町並みを背景に写真を撮ることで、着物のモダンさが引き立ちます。
レトロな雰囲気が素敵なカフェも人気の写真スポット
大正ロマンが感じられる建造物とレトロモダンな着物の組み合わせは抜群です。まるで大正時代にタイムスリップをしたかのような、異世界雰囲気を楽しむこともできるのです。
レトロなカフェで特に人気を博す「夢二カフェ 五龍閣(ごりゅうかく)」は産寧坂の裾にありますが、大正時代に建てられた雰囲気をそのまま現代に引き継いでいるため、レトロ感は抜群です。レトロモダンな着物との相性も最高なので、是非遊びに行ってみましょう。
レトロモダンな着物は動きのあるポーズが映える
着物を着た時にとるポーズってなかなか難しいものがありますよね。特に遊び心を加えたレトロモダンな着物をまとうのであれば、ポージングにも工夫を施したいものです。
元々着物を美しく着こなす時には、大きな動作は控え、できるだけおしとやかに歩いたり、座ったりするのが良いとされてきました。レトロモダンな着物を着る場合でもそのマナーは念頭に入れておいた方が良いでしょう。しかし、モダンさも加わった装いだからこそ、もう少し動きを取り入れてみても素敵なのではないでしょうか。
例えば、生垣の前で写真を撮るとします。手を前に揃え、少し頭をかしげて、楚々とした雰囲気を出すのも素敵です。しかし、レトロモダンな着物を着ているのであれば、もう少し動きを加えてみても良いでしょう。例えば、片足に体重を乗せ、もう片足は地面から10cmほど上げ、腕も少し開き気味にポーズしてみましょう。動きのあるポーズはレトロモダンな着物との相性も良く、活発さが出る構図はモダンさを引き出します。
まとめ
レトロモダンな着物とは何か、レトロモダンな着物を着こなすコツ、撮影の楽しみ方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
レトロモダンな着物は、レンタル着物店和楽には沢山ご用意があります。伝統的な柄のもので色がビビッドなもの、色自体は和のテイストがありながら柄は幾何学模様や抽象柄のものなど、さらにレトロな着物に似合う洋風テイストの小物も沢山取り揃えています。自分だけのレトロモダンコーデを追求したいという方は、ぜひ和楽にお越しください。
京都着物レンタル和楽の店舗情報
祇園店 住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側238-2 アクセス:京阪本線「祇園四条駅」徒歩1分・阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩4分 営業時間:9:30~18:00 (最終着付け受付時間16:00、最終返却時間17:30) 清水寺店 住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水寺4丁目156-19 アクセス:京都市バス「清水道」徒歩3分・京都市バス「五条坂」徒歩5分 営業時間:9:30~18:00 (最終着付け受付時間16:00、最終返却時間17:30) |
記事の著者 京都着物レンタル和楽 (運営会社:株式会社和楽)