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2024.02.21

着付け

着物と浴衣はどう違う?違いを5つのポイントから解説します!

着物と浴衣の違いって一体なんでしょうか?

なんとなく浴衣は夏に着るもの、着物はフォーマルな場面で着るものといったイメージをお持ちの方は多いでしょう。

もちろんそれも正解ですが、着物と浴衣には他にも様々な違いがあります。

生地の違いや着用場面の違い、そもそもの歴史も異なるのです。

本記事では順に着物と浴衣の違いを5つのポイントから詳しく解説していくので是非最後までお読み下さいね。

生地の違い

着物の生地

着物の生地にはいくつかありますが、最高級とされているのは絹です。訪問着や付け下げなどの高級着物には絹が使用されています。

他にも麻やウール、ポリエステル素材の着物もあります。

暑い時期に着る夏着物には薄手の麻が使用されることが多く、厚手で保温性のあるウールは冬着物に使われています。ウールはシワになりにくいのも特徴です。

化学繊維であるポリエステル素材のものは強度があり自宅で洗濯できるものもあります。

浴衣の生地

一方で浴衣は主に麻や木綿が使用されています。汗や水分をよく吸収する木綿や麻の浴衣が多く、木綿と麻の混合素材の浴衣もありますよ。

最近では吸水性にも優れ取り扱いやすいポリエステル素材の浴衣も多く販売されています。

着用場面の違い

ここでは着物と浴衣はそれぞれどんな場面で着用するのかみていきましょう。

まず浴衣は、夏の風物詩といっても過言ではないほど日本の夏の象徴とも言える装いですね。

主に夏のお祭りや花火大会で着ることが多く、夏のお出かけ着として着ることもできます。上記の素材でも説明した通り、浴衣は吸収性に優れた素材が使われているので暑い時期の着用に適しています。

また旅館などでは部屋着として一年中着られていますね。

一方で着物は一年を通して着ることができますが、着物の肌着である「長襦袢」や「足袋」を着用するので夏着物であっても真夏は暑いと感じてしまうでしょう。

また着物は結婚式や式典などのフォーマルな場面での着用にも適しています。

カジュアルに着ることの多い「浴衣」と晴れ着として着ることの多い「着物」。

季節や用途で使い分けていくと良いですね。

身に付けるものの違い

1.襦袢

着物を着る際は「肌襦袢」や「長襦袢」を着用するのが一般的です。

肌襦袢は下着のような感覚で着用し、長襦袢は着物を重ねて着ているように見せるためのものです。

浴衣は襦袢は着用せず一枚で、または浴衣用の下着を着用します。透け防止のために肌襦袢を着ることもあります。

2.帯

着物の帯は袋帯、名古屋帯、半幅帯を使用します。それに対し浴衣は半幅帯を使用するのが一般的です。

半幅帯は幅が細く涼しげに見え、他の帯だと厚みがあり暑苦しく感じてしまうでしょう。また浴衣の帯は初心者でも比較的簡単に結べるのが特徴です。

3.履き物

着物では足袋と草履を履きます。着物を着る際は足袋を履くのがマナーになるので注意してくださいね。

浴衣は足袋を着用せず、素足で下駄を履きます。

着物と浴衣の見た目の違いで分かりやすいのが「足袋」を履いているかどうかでしょう。

着付け方の違い

次に着物と浴衣の着付けの仕方に違いはあるのかみていきましょう。

浴衣も着物の一種なので基本的な着付け方法の違いはありません。衿合わせは「右前」であること、丈を合わせる「おはしょり」の仕方は同じと言えるでしょう。

着物は長襦袢や帯の結び方、足袋の着用など工程が多く浴衣に比べると着付けに時間がかかり初心者にはハードルが高いかもしれません。

着付けを学ぶ際は着物に比べるとラフに着られ、工程の少ない浴衣から挑戦するのがおすすめですよ。

歴史の違い

最後に、着物と浴衣の歴史の違いをみていきましょう。

まず着物は本来「衣服」という意味ですが、近年は「日本の伝統的な服装」という意味で使われています。

現在の「着物」の形が生まれたのは平安時代で、それ以前はズボンやスカート型の服と上衣の組み合わせやワンピース型が主流でした。

平安時代になると、体の線にとらわれず布を直線に裁ち、縫い合わせる「直線裁」という手法で着物が作られるようになりました。

暑い夏には麻などの涼しい素材を使い、寒い冬には重ね着をするなど多くの種類が作られるようになり、日本人の衣服として根付いてきました。

一方の浴衣も始まりは平安時代にまで遡ります。

蒸し風呂に入る際に、水蒸気で火傷をしないため着るようになったことが始まりで、浴衣の語源は「湯帷子(ゆかたびら)」と言われています。

その後吸水性が良く風通しが良いことから湯上がりに着られるようになり、部屋着や就寝着として定着していきました。

外出時にも着用するようになったのは江戸時代中期と言われ、湯上がり用のファッションとして着られるようになり、その後夏の普段着として定着していったのです。

まとめ

いかがでしたか?

着物と浴衣の違いをお分かりいただけたでしょうか。

似たもの同志の着物と浴衣ですが、素材や着用場面などそれぞれに特徴があり違いがありましたね。

それぞれの違いを知って伝統的な着物、夏の風物詩である浴衣どちらも楽しみましょう。

着物レンタル和楽では、着物レンタル、浴衣レンタルどちらも利用可能です。

季節やシーンに合わせ使い分けてくださいね。

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